塩ビシート防水とは|接着・機械的固定と屋上改修の注意点

塩化ビニル樹脂を主な材料とするシートを敷き、防水層をつくる工法です。工場で製造されたシートを使いますが、現場でつくる接合部や排水口、端末部まで含めて、防水の納まりを検討する必要があります。

塩ビシート防水の基本的な仕組み

工場製の塩ビシート → 敷設・接合 → シートによる防水層

仕組みを示す概念です。実際の層構成や材料は採用仕様により異なります。

塩ビシート防水の特徴

工場製のシートは、厚さなどの品質を管理しやすい特徴があります。シート同士は、製品や仕様に応じて熱融着や溶剤溶着などで接合します。平面にシートを敷くだけで完成するものではなく、継ぎ目や立上り、排水口の処理が重要です。

接着工法と機械的固定工法

接着工法はシートを下地に接着する方法です。機械的固定工法は固定金具などを用いて下地へ固定する方法で、固定方法は製品と仕様によって異なります。

既存防水を残す改修を検討できる場合もありますが、下地を選ばず施工できるという意味ではありません。固定する下地の状態や、既存材との組み合わせ、必要な下地調整を確認します。

改修のときに確認すること

  • 接着か機械的固定か、その工法を選ぶ理由。
  • 既存防水層・断熱材を残すか撤去するか、下地の状態。
  • 既存材や断熱材との相性と、必要な絶縁・分離の処理。
  • シート接合部、立上り、端末、排水口、貫通部の施工内容。

点検と使い方

接合部の開きや端末の浮き、シートの傷などを含めて状態を確認します。保護塗装の要否や歩行の扱いは仕様によって異なるため、「シートだから維持管理不要」「どの仕様でも日常的に歩ける」とは考えず、製品の使用条件を確認してください。

防水の種類だけで工事を決めないために

岡部塗装店では、既存防水層・下地・排水条件を確認し、必要な補修と改修方法を検討します。診断・調査は内容や建物の規模によって有料となる場合があります。調査方法と費用は事前にご確認ください。

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参考資料

一般的な仕組みや仕様の確認に用いたメーカー・業界団体の公開資料です。特定製品の採用を示すものではありません。