RC造建物の雨漏り修繕

RC造建物の雨漏り修繕

RC造建物の雨漏り修繕

コンクリート(RC)造の建物は、高級でおしゃれ感が高い建物が多いですが、雨漏りをすることが多いといったイメージをお持ちの方も多く、実際に雨漏りで困っている方も多くいらっしゃいます。
中には原因不明で何年も悩んでいるとか、建築会社もさじを投げてしまい(修理に)来なくなってしまったと嘆いている人もいます。

なぜ、コンクリート造の建物は雨漏りをしやすいのでしょうか?

水の動きを掴めれば、コンクリート造の雨漏りも直せる!

雨漏りをしたコンクリート造の建物を診るときは、いくつかのポイントがあります。そのポイントについてご紹介します。

平場は、防水層上の水が流れている方向を確認せよ!

まず初めに屋上の平場を確認しますが、その時には防水層に異常はないか、防水の施工は適切か、水の流れが妨げられていないかなどを確認します。特に水が溜まってしまう場所や多く流れる場所はよく確認します。

意外かもしれませんが、建設会社が長年直せなかった雨漏りでも、このチェックだけで7割くらいの雨漏りは直ってしまいます。

水が伝わって雨も漏らしている可能性が有る物を確認せよ!

次に、水が伝わるような附属物を確認します。そのような部位は、雨が降った時にだけ伝わって雨漏りを起こしますので、水の動きを考え、先入観を持たないで確認することが必要です。

新築時から何年も雨漏りに悩まされていたある建物は、所有者や建築会社が考えもしなかった細い線1本から水が伝わり、雨漏りを起こしていました。

雨漏りは隠れている部分も疑え!

「シーリング(コーキング)がしてある」とか「カバーがある」ので、そこは原因ではないと思い込んでいる場所が、実は原因であったという事があります。そのような部分は複合的な要素で雨漏りがしているので、1つの原因だと思って診ると見逃してしまいます。

コンクリート造の場合は壁からも雨が漏る

コンクリート造の建物は、軒がない形状も多く、軒が出ている木造住宅と異なり、壁からの雨漏りもしやすいといった特徴があります。もちろん、普通の壁部分から漏ることはなく、ちょっとしたクラック部分からも漏ることは少ないです。しかし、大半の建設会社さんや塗装屋さんは、クラックが雨漏りの原因だとして騒ぎ無駄で汚い補修をするので、ちょっと困りものです。
クラックも、雨が漏るような大きさでなければ原因であることはまずありません。壁から漏るには漏るのですが、私たちはもっと水が入りやすい部分を探します。

雨漏りが、一発で直ると思わないで!

「雨漏りを直すにはいくらかかりますか?」と質問されることが多々ありますが、それは「病気を治すにはいくらかかりますか?」と質問するのと同じです。逆に、いくらで直せると断言する業者がいたら、とんでもない詐欺師です。

雨漏りの修理は、医療と同じで、初めに一番怪しい部分を直します。それで納まらない場合は次に怪しい部分・・・と繰り返して直すことで、最終的に解決します。まさに根気と知識とが必要な地道な作業で、費用をはじめに見積ることは不可能に近いです。出来なくはないですが、考えうるすべての修理の金額をすべて合わせて提示するといった方法しか、事前に見積することは出来ません。これだと、上手く一発で直れば大儲けになるので業者としたら嬉しいですが、私は少し後ろめたいので出来ないでいます。

直せる技術がないのに「雨漏り110番」などと掲げて商売をしている会社もあるため、消費者は、どうしても疑ってかかってしまうのだと思いますが、弊社のような会社は一度信じてみてください。

欠陥住宅問題でテレビに出ている建築士が何度見ても分からなかった雨漏りを直した経験や、10年以上雨漏りに悩み続けてきた方のお宅を直したこともありますので、きっとお力になれると信じています。