営業トークに気をつけて

営業トークに気をつけて

営業トークには気を付けて

工事をするのは営業マンと別の人

営業マンが発する無責任な言葉や、一聞得な様な提案。それが営業トークです。ここではそんな営業トークの実例と真偽の見分け方をご紹介します。

不安をあおる言葉は、まず疑って!

・「塗り替えないと、雨がもりますよ!」
・「放っておくと壁がスポンジのようになります!」
・「壁の中の柱が腐ります!」
・「壁がハガレ落ちます!」
こんな言葉で不安になって、このサイトまで来た人もいるのではないでしょうか?傷んだ家は、直すのが遅くなるほどお金がかかりますが、「今すぐ」の状態であることは、ほとんどありません。塗り替えるだけで直る様な劣化では、今すぐ問題が発生しません。検討する時間は十分にあります。不安をあおって契約を急がせるのはオレオレ詐欺と同じ手口ですので、安易に上記のような言葉を口にする営業マンには気を付けましょう。

「お宅をモニターにさせてください。」???

「宣伝などに使わせていただくので、その分の安くします。」 と言うのが代表的な手口です。基本的に真っ当な業者は、そのような勧誘はしません。
「でも、安いのだから良いのでない?」 とお考えになるのはチョッと待って下さい。 ほぼ全てのケースで、品質に比べて金額が高いのです。「モニターだから良くしてくれるだろう。」とか、「モニターだから良い材料を使ってくれるだろう。」と思うのは間違いです。逆に、そんな思い込みを悪用するのがモニター商法を行う業者の手口ですので、信用はできません。

「外国製の特別な塗料です!」???

外国製=良いもの、と言うのは過去の話。今では、国産品の方がはるかに優れています。 特に外壁や屋根に使われる塗料は、夏の高温多湿、冬の零下乾燥に耐えられる日本製は大変優れており、海外でも人気が高いのです。日本と気候が違うアメリカやオーストラリアの塗料は、気候との相性が悪いものが多く、トラブルも報告されています。3
もし、外国製品で本当に良いものならば、国内の大手メーカーがライセンス生産をしていたり、似たような物が国産品として作られています。「特許の関係で日本では作れない」としている会社もいますが、実際は国内で作るほどの価値が無い物がほとんどです。 やっぱり、国内で使うならば国産の塗料が良いですね。(一部の特別な場所に使う塗料は流通量自体が少ないので輸入品が良い物もあります。ただし、住宅向けではありません。)

「30年持つ特別な塗料です!」???

チラシなどに「30年以上の耐久性がある」とか、「永遠にメンテナンスがいらなくなる」とか書いてある怪しい物をたまに目にします。また、問い合わせで「○○というリフォーム会社から××という塗料が30年以上もつから高いけど得だと勧められています。」といったような質問が入るときがあります。それらは本当なのでしょうか?
私の知っている限りでは、それらはすべてウソ、もしくは性能を誇大に宣伝している悪質なものです。現在よく使われる高耐久の塗料にフッ素樹脂塗料がありますが、それでも期待できる耐久年数は15年から20年です。また無機系の塗料の中には期待される耐久年数が20から25年の物も存在しますが、同じ無機塗料でも品質の疑わしいものもあり、取れていないですし、その耐久性を得るには多くの制約がある場合がほとんどです。
弊社で取り扱っていたTOTOのハイドロテクトカラーコートECO-EX(光触媒塗料)はフッ素樹脂と同等の耐久性が期待さましたが、これを30年もつとしてセールスを展開していたところがあり、当然ながらそのような詐欺まがいのビジネスではトラブルが相次いだらしく、現在ではTOTOは塗料事業から撤退しています。
現実を考えると、いくら塗料の耐久性が高くとも素地が、そこまでの耐久性を持ってない場合や、様々な要因で塗装以外の部分から劣化することもあります。なので、理想は10年毎、長くとも15年毎に塗装を含めたメンテナンスを施すことをおススメします。したがって「もしも」の時を考えて、耐久性に余裕を持たせるならばフッ素樹脂程度の塗料を採用するんが良いでしょう。少なくとも30年もつなどという怪しい塗料は、現在の建築では必要ないという事です。

「当社のオリジナル塗料で他にはありません。」は本当か??

「自社で作っている特別な塗料で、他社にはありません。」などと宣伝する会社があります。

話を聞くと「フッソ樹脂より耐久性があり、湿気を通し、伸び縮みしてひび割れを起こさず、密着性が高いので剥がれない。遮熱(断熱)性能があります。」などと夢のスーパー塗料であると言います。もちろんですが、それも嘘です。現状の科学で作れないだけでなく、1社でそのような塗料を作るのは、現実的にはムリです。樹脂を作るのは大きな化学プラントが必要ですので、大手塗料メーカーでも、原材料は樹脂メーカーから買っています。
要するに、上記のような特別なものは存在しえないのです。

そのような塗料の多くが既存の塗料のOEMで、普通の物に防カビ剤などのたわいもない添加剤を加えただけの物です。特別でも何でもありません。中には、大量の白い塗料に、自社で色付けをしただけで自社製の特別塗料としているところもあるようです。

夢のスーパー塗料は存在しませんし、仮に素晴らしい性能の塗料が現れたとしても、それは唯一の物ではなく、同等の商品が必ず存在します。

特許があるという会社もありますが、原材料は原材料メーカーが作り、塗料メーカーに卸していることを考えれば、それは性能にかかわるものでないことが分かります。

過去の例ですが、ある会社が特許がある特別塗料を使用するとして、高額で工事を請負っていた、その特許は、ごくごくありふれた塗料に幾つかの平凡な添加剤を入れることでした。特別だったかもしれませんが、特別良い物では全くなかったのです。他社が扱えないのではなく、他社が扱うほどの価値がないという場合もあります。

いずれにしても、上手い話はあり得ない話なのです。