おススメ記事
手抜きの証拠写真

手抜きの証拠写真!「手抜がない、ナンバーワン」を自称する会社の実態

「手抜がない」や「ナンバーワン」を自称する会社さんで屋根塗装をしてもらったという方が、2022年3月19日の「スレート屋根の縁切り タスペーサーは有効か?」をご覧になりタスペーサーを使い方が正しいのかという相談がありまして、その過程で施工会社が撮影した工事写真を拝見する機会が、その中から手抜きの証拠写真を発見しました。

これがその中の写真の1枚です。(元画像がばれないように一部切り取っています。また、相談者から許可を得て掲載しています。)

シーラーを塗ってから入れられるタスペーサー02
元の画像

タスペーサー02を取り付けている状況の写真ですが、よく見ると色々と手抜きがあることが分かります。

同じ写真のコントラストを上げて問題がある場所にコメントをつけました。

それがこちら

手抜塗装の証拠写真
コントラストを上げた画像で手抜きが丸見えに

技術がない職人とは言えない者が施工している実態

実は、この写真だけを見たわけでなく、もっと沢山の写真を拝見しました。
そのなかで、おかしいと感じ、写真を分析しましたら出るわ出るわで、手抜きのオンパレードでした。

おかしいと思った最初の写真がこちら

屋根の間違ったシーラー塗り
一見問題がなさそうな写真も・・・

これも、一見は普通の写真に見えますが、これを拡大してみると・・・・

拡大した手抜塗装写真
よく見ると塗料が入っていない場所が見えます

こうなるわけです。実際は大きな面もシーラーが塗り足らない部分もあり、実際はまだらにシーラーが塗られている状態です。

シーラーが入っていない部分があると起こる問題

では、写真の様にシーラーが入っていない不完全な状態のまま上塗りをするとどうなるのでしょうか?

塗装してスグはキレイに見えるでしょう。上塗りはシーラーと違って入隅や目地にも塗料を入れるでしょうから塗り残したようにも見えないです。

でも、シーラーの入っていない部分は下地と上塗り塗料は密着しづらいわけですから、塗料が固まり、時間が経って硬くなると剥がれやすい状態になります。平らな部分はシーラーが入っていて剥がれづらいのに、入隅などは剥がれやすいわけですから、その部分が割れ、先に目に見えないくらい塗膜の表面が割れます。冬になるとその隙間に雨が射して夜に凍り、昼に溶けてを繰り返しひび割れはどんどん大きくなります。で、最後にはそこが剥がれます。キレイに剥がれるということはなく、マダラに汚く剥がれますので、次回の塗装時には問題となります。ハッキリ言えば、もう十分な耐久性を持つ塗装は出来ない可能性が有る屋根になってしまいます。

このような施工になってしまう原因

手抜がないと言いながら、どうしてこのような施工をするのでしょうか?

職人、会社共に基本的な技術が全く出来ていません。技術も知識も見立ても管理も全部素人レベルです。
それに加え、ローラーだけで、かつ楽して仕事をしようとしている様子が透けて見えます。要するに、施工自体がプロと呼べるレベルにないのです。
おそらく、施工をした本人や会社は手抜きであるという感覚がないです。自信満々に写真を提出していますし、数年後に点検に来るとも言っていたそうです。(そもそも点検しても問題を見分けられないでしょうけど)

建築に限らず、どの世界でも取り扱う量を増やすとある時点から品質が急降下するそうです。もともとの品質が次第点と言えないのに施工数を増やせば、このような素人施工になっても仕方がないでしょう。

なお、この相談をなさってきた方が、施工した会社に問題点を指摘しても何の対応もしてくれなかったそうです。怒り心頭で評価で事実を書いても消されたとわざわざ報告をくださいました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事