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足場キャンペーンは本当に得か?

足場が「無料」や「半額」のキャンペーンには裏がある!

キャンペーンと称して「足場無料」とか「足場半額」で広告を出している会社がありますが、それらは本当に得なのでしょうか?今回はそのようなキャンペーンを検証したいと思います。

市内 某リフォーム会社

「足場半額キャンペーン」の折り込みチラシが入ってきました。

その内容をよく読んでみると、そもそもの足場の価格がその会社の仕入れの倍以上で設定されています。要するに、半額でもその会社は損はしていないのです。それだけでなく、通常でも割引等で半額程度の提示をしていますので、その会社は二重価格という不当な価格表示をしています。おそろしいほど典型的な悪徳なやり口です。(独自の調査で、その会社がいくらで足場を発注しているのか判明しています。)

某大手塗り替え会社

その会社とトラブルになった消費者からたびたび相談がある会社です。相談者から見せてもらう見積はいつも足場代が特別キャンペーンで無料となっています。

足場代は無料なのですが、その他が足場の無料をカバーしても余るほど高額なのでこれは「足場が塗装代に含まれている」とみるのが正しいのでしょう。

これも二重表示であり、悪徳な方法です。もっと悪いことに、その会社はオリジナル塗料と称して名前だけオリジナルにしている塗料を使い非常に高額な価格を設定ています。足場無料でも、適正価格よりもはるかに高いため注意が必要です。

キャンペーンは要注意!

キャンペーン(値引)をしてまで受注を増やしたいというのが、だいたいのキャンペーンの本質です。

しかし、塗装をはじめとして建築関連工事は作り置きができる物ではなく、その都度オーダーで行わるため、普通はキャンペーンや値引きはありません。余剰在庫がないわけですから、棚卸とか決算特価もないはずなのです。また、受注を無理に増やすというのは消費者にとってはマイナスになることはあってもプラス(儲け)になることはありません。決算特価と言い出すこともありますが、無理やり決算に完工をさせると総じて手抜が起きます。それでは実際に工事を行う職人も得をしません。

そのようなキャンペーンで得をするのは企画した会社だけという事がほとんどです。「旨い話には裏がある」ものです。

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