塗装後19年を経過した家
家の造りと構造など
構造 木造瓦葺2階建て
外壁 ALC貼り アクリル吹付タイル凸部処理模様仕上
塗装時の築年数 9年
現在の築年数 27年
どんな塗料で工事をしたのか
工事の仕様
1.素地調整 | 高圧洗浄およびケレン | 120kg/c㎡以上での洗浄 |
2.ALC目地補修 | ポリウレタンシーリング | |
3.下塗り | 微弾性フィラー | 2回塗り |
4.中塗り、上塗り | 2液形シリコン樹脂塗料 | 各1回塗り(合計2回塗り) |
現在の状態 (2022年2月)
流石に20年近く経過していますので、全体がピカピカというわけではないですが、状態としてはそれほど悪くありません。何と!直接日が当たりづらい壁は今でもツヤを保った状態です。
なお、お客様のプライバシーを守るために全体の写真を掲載は出来ませんが、壁の状態を一部ご紹介します。
総評 急いで塗り替える必要はない状態
結論から言うと、急いで塗り替えなくてもよい状態です。
塗り替えをした方が良いのは確かですが、この状態では一般の方は塗り替えない場合もあります。
19年を経てもこの状態であるのは、立地条件もありますが、しっかりとした施工がなされていたからではないかと思われます。
もし、この状態を塗り替えるとしたら?
現在の状態を塗り替えるとしましたら次のような仕様にします。
- 素地修繕
- 目地打ち替え(可能な範囲)
- 下塗り(シーラー塗り)
- 上塗り2回
②は、前回目地を増し打ちしているので、それを可能な限り撤去して、打ち替えます。
③で微弾性フィラーを使用しないのは、塗膜が健全な状態であるので厚塗りの微弾性フィラーよりもシーラーの方が適しているからです。
ただし、足場を掛けた時点で全面を点検し、必要な修繕や処理がありましたら行います。