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フッ素樹脂塗料の特徴

フッ素樹脂の特徴とは

フッ素樹脂塗料とは

フッ素樹脂塗料とは、フッ素原子が含まれている樹脂を原材料として作られている塗料の総称です。フッ素樹脂は、原子間の結合力が非常に強く、耐熱性・耐薬品性に優れ、摩擦係数が小さいのが特徴で、その性質を生かしフライパンの表面加工(焦げ付き防止)に使われているのが一般的に知られています。 フッ素樹脂塗料自体は昔からあり、建築に用いられるようになったのはボンタイル株式会社(現・AGCコーテック)が世界初の常温硬化型塗料用フッ素樹脂の開発に成功した1982年の翌年の1983年以降からですので、40年近い歴史があります(2022年現在)。といっても、その当時のフッ素樹脂塗料は非常に高価で、硬く、一般住宅に用いるのはあまり向かない物でしたので、現在一般住宅で使われているフッ素樹脂塗料とは少し違うものであると考えた方がよいでしょう。なお、「30年もつ」と言われる根拠となっているのは住宅向けのフッ素樹脂塗料ではなく、ビルや特殊構造物に塗られた硬度が高く品質も別物であるフッ素樹脂塗料ですので、一般住宅に使っても30年ノーメンテナンスというわけにはいきません。

建築用フッ素樹脂塗料

建築用のフッ素樹脂塗料は、大きく分けて3種類あります。
  • 強溶剤系
  • 弱溶剤系
  • 水性系
強溶剤系フッ素樹脂塗料

強溶剤系フッ素樹脂塗料は、フッ素樹脂塗料の中では最も性能が高い塗膜を作ることが出来ます。主にはビルなどの壁、カーテンウォール、鋼構造物、橋脚などに使われています。一般住宅の壁に使える物もありますが、条件があり、どんな家にでも使えるわけではありません。

弱溶剤系フッ素樹脂塗料

弱溶剤系フッ素樹脂塗料は、主に一般住宅向けに作られており、製品の種類が最も多いです。逆に言えばフッ素樹脂を名乗って入るものの廉価版もあり、どれも最高性能というわけではありません。

水性系フッ素樹脂塗料

水性系フッ素樹脂塗料は、昨今の環境重視の観念から官公庁の物件向けに作られている物と一般住宅向けに作られている物があり、性能は弱溶剤系と同等か少し落ちるものが多いです。ただし、一部のメーカーでは高品質な水性フッ素樹脂塗料も作っています。

住宅向けおススメのフッ素樹脂塗料とメーカー

ボンフロン(AGCコーテック)
世界的フッ素樹脂塗料メーカーであるAGCコーテックが販売するフッ素樹脂シリーズです。「ルミフロン」というメーカー保証付きの商品もありますが、ボンフロンと中身は同じものです。なお、「ルミフロン」は問題がある訪問販売会社も使用しており、価格が高いだけですのでおススメしません。
ファイン4Fセラミック(日本ペイント)
高性能高品質な塩素を含まない弱溶剤系4フッ化フッ素樹脂塗料です。住宅に使用できる高品質フッ素樹脂塗料としては最高品質の一つであると考えます。
デュフロン4FⅡ(日本ペイント)
強溶剤系の高性能高品質な塩素を含まない4フッ化フッ素樹脂塗料です。住宅に使用することが出来ますが条件があり、むしろビルなどに使用することをおススメしている商品です。ちなみに、施工時にはいわゆるシンナー臭がします。
セラMフッソ(関西ペイント)
関西ペイントが得意とするセラミック変成ふっ素樹脂塗料です。無機成分であるセラミックが配合されており、同様の商品を無機塗料として販売しているノンメーカーもあります。
その他に、他社ではSK化研「セラタイトF」や「クリーンマイルドフッソ」が多く使われておりますが、弊社の考える品質とは異なるため使用していません。
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