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補修 ~サイディングの塗り替え③~

ただ直せばよいだけではないサイディング補修

前回からサイディング板を塗装するときの注意事項などを5回にわたってお伝えする第3弾です。
今回はサイディングの補修について書きます。

サイディングの補修方法

窯業系サイディングの割れはどうして起こるのか?

家は、地震や地殻の変動、風などで微細ですが動いています。少しの動きならば目地が動きを吸収してくれますが、それ以上の動きで力が掛かったり、板自体の動きが大きくぶつかりあってしまったり、もしくは板が引っ張られ割れるなどします。サイディングが割れる原因は主にこれらです。ユニット工法などに多い直貼り工法の場合は、動き幅があまりないので通気工法とは違った原因で割れが起こることがあります。

シーリングで直せるのか?

サイディングにひび割れ(クラック)があるとシーリング材(コーキング材)を詰めて直すという業者が多いですが、実際はこれでは直せません。

サイディングの割れにシーリング材を詰めても表面が繋がっているだけで長持ちしないからです。ただし、直貼り工法の場合は条件次第でシーリングが有効である場合があります。

セメントなどで直せるのか?

塗装業者の中には、セメントフィラー等を表面に塗って補修をするという業者もいますが、これは全く有効ではありません。表面が覆われるので施工時はキレイになったように見えますが、後にひび割れて剥がれてしまいます。

直し方

予めお伝えしておくと、サイディングに割れなどが起きた場合は、貼り替えるのがベストです。

しかし、軽微なひび割れ程度が起こったからと貼り替えていたのでは、経済的ではありません。
サイディングが貼られている工法や割れている状態によってそれぞれやり方が異なります。詳しく書くと技術のない業者が解ったフリをする手助けとなってしまいますのでここでは控えますが、少しだけ書くと基本的に板は固定されて他の板との間をシーリングで繋くことで構成されています。修繕も同じです。

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