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屋根瓦の「2004年問題」! あなたの家は大丈夫?

最近は金属屋根の家が増えてきましたが、まだまだ薄型スレート瓦が多くの家で使われています。価格が安く、軽く工事も比較的簡単なので建築コストを抑えるために「コロニアル」の別称(コロニアルは商品名)で1980年頃から多く使われるようになりました。現在でも建売住宅を中心に多く使われています。

コロニアル屋根は強かった(過去形)

今は使われていませんが、昔の薄型スレート瓦には石綿(アスベスト)が含まれていたので丈夫でした。割れることもあまりなく、今でも古い建物に使われた薄型スレート瓦がそのままの姿で使われている建物もあるくらいです。私の知っている限りだと40年を優に超えている屋根があります。さすがに反りは出ていますが、造り方の理由もあって現在でも現役の屋根です。

アスベスト(石綿)の問題

石綿は「燃えない布」として古代の文献にものこっており、古くから生活に使われていました。20世紀に入るとその熱に強く丈夫な性質を利用して建築物の断熱材や防火材、機械類の摩擦防止部品などの大量に使われるようになりました。しかし、1970年代に掘削作業などをしていた人たちが細かくなった石綿を吸い込んだことが原因と思われる肺病を発生していることが分かり、発がん性などがあると分かったことから建物の耐火被覆として使用するなどの吹付作業での使用が昭和50年(1975年)に原則として禁止されましたが、その後も製品に練り込む方法では使用され続けました。しかし、練り込まれた製品からも剥がれ落ちて飛散する恐れがあると分かり、平成16年(2004年)に重さの1%を超える石綿含有建材、摩擦材、接着剤等10品目での使用が禁止されました。この規制で薄型スレート瓦(コロニアル)には石綿が使用されなくなりました。

ノンアスベスト瓦がどんどん崩れている!

瓦メーカーが石綿を使わなくなった平成13年(2001年)頃から販売された薄型スレート瓦は、強さを持たせるために使われていた石綿が使われていなくなったので、明らかに劣化しやすく割れやすく、それらが使われた家の屋根がどんどん崩れています。平成13年から平成20年(2008年)に建てられた場合は、このような症状を持つ屋根材が使われている可能性が非常に高いです。ただし、平成20年に強度が上がった新型の薄型スレート瓦が発売開始されていますが、平成21年に建てられた建物であっても在庫品の瓦を使われているケースもありますので建築年だけで判断しないようにしましょう。

屋根に上げるな、上がるな!

塗装の見積で「屋根に上がって診断します!」という会社がありますが、このような会社には絶対に頼んではいけません。想像できるかと思いますが、ただでさえも脆い屋根材に人が上れば多くが割れ、劣化を早めてしまいます。塗装の見積ならば屋根に上がる必要は一切ありません。上がるの必要な建築知識がない証拠です。

心配だから点検して欲しいときは

もし、屋根として点検したいのであれば新築をやっている本物の屋根専門業者に見てみらって下さい。リフォーム会社などではなく、工務店などの建築の正しい知識がある会社を通せば依頼できます。(当社の場合は、ごループの近未来工務店が対応いたします。)

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