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黒で外壁を塗り替える時の注意点。そのデメリットと対処方法

 

近年、シックで高級感のある印象を与える「黒色」の外壁が人気を集めています。しかし、一見スタイリッシュに見える黒い外壁には、実はさまざまなデメリットや注意点が存在します。この記事では、黒色が外壁塗装に適さないとされる主な理由と対処方法をご紹介します。なお、対処方法を取れば、デメリットが無くなるというものではありません。


1. 熱を吸収しやすく、室内温度が上がりやすい

黒色は光をほとんど吸収する色です。そのため、日光を受けた外壁は非常に高温になります。特に夏場は壁面温度が60℃を超えることもあり、結果として以下のような問題が発生することがあります。

  • 室内が暑くなりやすい(冷房効率の低下)
  • 外壁材や塗装面の劣化が早まる
  • 周囲の植物や設備に影響が出る

断熱材が入っていても、外壁自体の熱の影響はゼロではありません。電気代の増加や住宅の快適性に影響を及ぼす可能性があります。遮熱塗料を採用するなどして、対策を取ることが有効です。


2. 汚れやホコリが目立ちやすい

黒い外壁は、ホコリ・排気ガス・雨垂れなどの「明るい汚れ」が非常に目立ちやすいという特徴があります。特に以下のような汚れが付きやすく、定期的な洗浄やメンテナンスが必要になります。

  • 白っぽい雨だれ跡
  • 花粉や黄砂
  • 排気ガスのスス汚れ
  • カルキなどの水垢

定期的に清掃しないと、見た目がすぐに悪くなり、美観を保つのが難しくなります。「汚れづらい」や「セルフクリーニング機能」がある塗料もありますので、それらを採用するを汚れは少し緩和されます。しかし、、経年劣化や汚れが強く出る場所には、それらの機能も作用しなくなりますので、汚れるが目立つ色であると思っておいてください。


3. 退色・劣化が目立つ

黒色の塗料は紫外線の影響を受けやすく、時間の経過とともに色あせが起こりやすくなります。色あせが進むと、くすんだグレーやムラになり、外観の印象が大きく変わってしまいます。

  • 紫外線による退色
  • 塗膜のひび割れやチョーキング現象
  • 補修時の色合わせが難しい

特に日当たりの良い南面や西面では劣化のスピードが早まります。ほとんどの塗料は、短い期間でグレーに変色します。特に水性塗料は、変退色が激しいことを覚えておいてください。


4. 圧迫感や重たさを与えることがある

黒色はスタイリッシュで現代的な印象を与える一方、住宅全体に「重たさ」や「圧迫感」を与えてしまうこともあります。特に狭い敷地や周囲に明るい住宅が多いエリアでは、悪目立ちする可能性があります。

  • 近隣住宅との調和がとれない
  • 家が小さく見えることがある
  • 視覚的に「威圧感」を与えることがある

景観条例などにより、黒系が使えない地域もあるので注意が必要です。


5. リセール時の印象に影響することも

中古住宅として販売する際、外壁の色が買い手の好みに合わないと、売却に不利に働くこともあります。黒色は好みが分かれやすく、一般的には白・ベージュ・グレーといった無難な色の方が評価されやすい傾向にあります。
その他にも黒で塗らると汚れが目立ち不気味に見えることもあることから、売却時のデメリットとなることがあります。


結論:黒色を選ぶ前に、立地や目的をしっかり検討を

黒い外壁は一見かっこよく、個性的に見えますが、耐久性・メンテナンス性・周囲との調和といった面で慎重な判断が必要です。どうしても黒を使いたい場合は、以下のような工夫を検討するとよいでしょう:

  • 濃いグレーなど黒に近い別色を選ぶ
  • アクセントとして一部のみ黒を使用する
  • 高耐候性の塗料を選ぶ
  • 周囲とのバランスを重視したデザインにする

まとめ

デメリット 説明
熱の吸収 室内が暑くなる、劣化が早まる
汚れが目立つ 雨垂れ・ホコリが顕著に見える
色あせ 紫外線に弱く、ムラが出やすい
圧迫感 家が小さく見えることもある
売却不利 好みが分かれるため買い手に影響する可能性

家の外観は長く付き合う重要な要素です。見た目だけでなく、実用性や将来性まで考慮したうえで、色選びをしていきましょう。


弊社では、デザインについてのアドバイス(一部有償)も行っておりますので、気軽にご相談ください。

 

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