塗り替え業者の質は、足場シートに出る!
本職の「塗装屋」と、塗装を真似た「塗り替え屋」の違い
塗装技術を持って工事を行っている「塗装屋」と、十分な技術を持たない「塗り替え屋」とでは技術に大きな違いがあります。一見キレイに見えても、正しい技術を持たないで施工された物件は本来塗料がもつ性能を十分に発揮できないばかりか、後(次回の施工時)に問題となってしまうこともあるのです。
そんな違いがある「塗装屋」と「塗り替え屋」ですが、塗装工事をするときに塗料等が飛散しないように張る足場シートでその会社が、どんな業者であるのか判別できることがあります。
判別方法をお伝えする前に、塗装(塗り替え)を請負っているの業者についておさらいをしたいと思います。
- 本来の塗装会社・・・・・元々塗装会社で、塗装の技術を持った会社
- 外装会社・・・・・・・・元は吹付などで外装を専門としていた会社 刷毛塗りの技術が低い
- 鉄骨・配管塗装会社・・・鉄骨や配管の塗装を主に請け負っている会社 塗料知識が低く、塗り分けなども苦手
- 塗装(販売)会社・・・・専門店を名乗っているが、実態は販売だけで施工は下請け 広告を多く出し、営業マンが多い
- リフォーム会社・・・・・下請けを使い施工を行う会社 技術はない、下請けの技術は低い傾向にある
- 工務店・建築会社・・・・下請けを使うが、下請けの技術はピンキリ
- ハウスメーカー・・・・・リフォーム会社と同様
- ホームセンター・・・・・リフォーム会社と同様 家電量販店なども同じ
1~4は、消費者からは同じに見えます。会社名やその会社のホームページなどでは違いが分かりませんが、細かなところで違いがあるので、同じ業界で長くやっている人なら違いが分かります。家の塗り替えなら2もよいと思われるかもしれませんが、細部の仕上げや素地判断技術は劣る傾向があります。
5と6はどう違うのかというと、リフォーム会社は何かしらの理由で工務店までの技術がない会社であることが多く、下請けを安さで選ぶことが多いので、総じて工務店に劣ります。ただし、最近は工務店もリフォーム会社のように利益を優先する会社が多くなっているので、手放しで信用するのは危険です。
ここでは1を「塗装屋」、2と3を「塗り替え屋」、6以外の4~8を「塗装販売会社」とします。塗装販売会社は、下請けとして塗り替え屋を使うことが多いです。
その続きは.その2でお話しします。