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【要注意】①塗り替えの訪問販売

塗り替えの訪問販売には、十分に気を付けて!

10年以上にわたり、インターネット上の大手相談サイトで塗装や防水、リフォーム、建築に関する多くの悩みなどの相談を受けながら、コンサルタントとしての当社に日本全国から直接寄せられた塗装・防水・リフォームに関する様々なトラブルや困りごとを解決してきた経験を元に、消費者の皆さまに有益な情報を発信しています。

さて、「こんな業者には気を付けろ」シリーズ第1回となる今回は、訪問販売業者について書いていきます。

塗装やリフォームの訪問販売業者とは・・・

突然やってきて塗装やリフォームを勧めることが、一般的に認知されている訪問販売だと思われていますが、最近は手口も巧妙化し、あたかも販売を目的としていないように装ってやってきます。
例えば「近くで工事をしているので・・・・」や「この地域に初めて進出するのでモニターになってくれませんか?」とか・・・。中には「近所の屋根に上っていたらお宅の屋根がひどい状態なのが見えて・・・。」などといって親切なふりしてやってくる輩もいます。また、「無料で点検を行う」といってウソや大げさな報告で不安をあおり契約を迫るといった手口もあります。その他、電話勧誘も訪問販売の一種として一括りにされていますので、電話での勧誘にも気を付けましょう。下記に一覧で気を付けるべき特徴をお伝えします。

    1. 突然やってくる業者(全て)
    2. 無料で点検をするという業者
    3. 「モニター(モデル工事)になってください」という業者
    4. 電話で勧誘してくる業者(全て)
    5. 「外から(家の)状態が悪いのを見かけて・・・」とやってくる業者
    6. 「ご近所で工事をやってますのでよかったら・・・」と声をかけてくる業者

なぜ訪問販売業者が敬遠されるのか??

訪問販売にトラブルが多いのには分かりやすい理由があります。
訪問と名がつくように訪問をしてくる「人」がいます。この人が契約を取った時に得る金額(マージン)が大きく、そのまま代金に含まれるので、その分工事予算が削られ、手抜き工事などが起きやすいという構造があるのです。
それ以外にも訪問販売業者の工事品質に問題が多いことも敬遠される理由です。
代金の多くをマージンと利益で取られてしまえば施工費用として使える金額はどうしても少なくなるので、その結果として「支払った金額に見合わない品質」になります。また、その様な会社は契約を取ったらできるだけ早く工事を終えて集金をしたいと考えます(マージンなどがある関係で)ので、自社で職人を雇うとかはせず、基本的に、その時に空いている外注に発注して工事を行います。外注業者は損をしてまで工事はしませんので、偶然良い外注に当たるということはありません。そもそも、そんな会社の外注をしている時点で技術に疑いがあります。
この様に構造的に訪問販売および電話勧誘業者は、質の高い仕事は提供できないと考えます。
もちろん全ての訪問販売が悪いとは言い切れませんが、まずは疑いをもって見た方が良いでしょう。

家族経営・・・信用するなかれ!

訪問販売をしている業者の中に営業マンを使ってではなく自らが訪問して工事を請負う者がいます。「夫婦でやってるから・・・」、「親子でやってるので・・・」などと言って、朴とつそうな感じで好感が持てたりしますが、その様な者にも気を付けないといけません。
その様な者は、基本的に普通には工事を請けられない「何か問題がある」職人であるからです。
その多くは技術的に問題があり、下請けさえもできない、技術では売れないといった者たちです。
「家族でやってるから安くしますよ」というような勧誘方法が多いですが、決して安くはありません。他社と比べれば金額は低いことが多いですが、行う工事はそれ以下のクオリティーです。もっと言うと、技術だけでなく知識も浅く、工事というよりも事故に近いような状態でトラブルになる者も少なくありません。

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