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安さ強調のチラシ広告には要注意!!

安さ前面に出した塗装リフォーム広告は危険がいっぱい!

毎週のように外壁や屋根の塗装、塗り替えやリフォームに関するチラシが新聞に折り込まれます。コロナ禍の現在でもたくさんの広告が入ってきますが、それらの中には「SALE」や「キャンペーン」などと称して大きく値引きすることを表示している広告もありますが、「安さ」には必ず安く出来る理由があります。

余剰生産はあり得ない塗装やリフォーム工事

工場製品ではない塗装やリフォームなどの建築工事は、計画的な生産は出来ません。依頼される工事ごとに内容も金額も異なる全て注文生産です。それに加えて基本は現地での工事ですので「暇な時に作っておいた」とかの余剰生産品は出ないので、工場生産品にあるようなSALEは出来ません。

塗装での安売り=手抜きをするしかない事実

余剰生産が出来ない商品なのに、塗装やリフォームのチラシにはSALE特別価格・が最前面に大きく書かれている物が多くあります。しかし、余剰在庫は存在しないのですから「安く仕入れが出来た」ということはないので、安売りした分は金額に含まれている「何か」を削ることになります。 経営者であれば分かると思うのですが、家計と違って利益を削ると会社は立ち行かなくなりますので、その様な会社は材料と人件費を削ります。材料費は問屋が協力をしてくれたとしても微々たる金額で特別価格と言えるような額にはなりません。なので、最も削られるのは人件費です。 真っ当な工事をするのには、どうしてもかかる手間があります。それを削るのですから、必然的に手抜きが生まれてしまいます。

塗り替えなどを安売りをしたい理由

では、なぜそのような会社はSALE(安売り)までして受注にやっきになるのでしょうか? あくまでも推測でしかありませんが、その様な値引きを始めるのは、受注量の減少があると考えられます。多くの広告代、事務員、電話番、営業マン、支店などに係る店舗の賃料や固定費・・・・それらを賄うためにはどうしても売り上げが必要ですので、安さという最も安易な客引きを行うわけです。 最近トラブルでコンサルタントの依頼があった方のうち3/4は、そのような会社で施工された方で、コロナ禍によって「在宅していたら事前説明とやっていることが違う」とか、「在宅を伝えないでいたら明らかに手抜きをしていることが分かった」などで組織ぐるみで手抜きを行っていたのではないかと思われました。いくら広告では「手抜きがない」とか書いたところで、バレてしまえば、口コミで広がるものです。 値引きを強調したような広告や、見積だけで物がもらえるというチラシには注意を十分にしてください。

安く見せかける不当広告もあるので注意!

その他に元の値段を高く設定し、そこから値引くという商法があります。それを広告などで期間限定などとしている場合、多くは景品表示法で禁止されている有利誤認表示となり、違法です。 残念ながら被害が多くないと、なかなか取り締まられないのが現状です。 大々的にチラシを配っていても、その様な違法行為を行っている会社がありますので、十分にご注意ください。

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