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週刊誌のリフォーム会社選び指南は大問題

あなたの家が、知らぬ間にショウルームにされていても大丈夫ですか?良いリフォーム会社は絶対に行わない事

8月9日に「SPA!」から配信された「悪徳リフォーム業者から家を守る方法。大幅値引きは危ない?」は全てではありませんが問題があるので、あえて名前を出して指摘します。

「専門工事会社に頼むのが正解」ではあるが・・・

特定の工事だけを行うのでしたら専門工事会社(一つの工事だけを扱っている会社)が良いとは私も思います。確かにリフォーム営業会社や大手ハウスメーカーは自社内に職人を抱えていないところがほとんどではありますが、専門工事会社でも少し大きな規模になると受注量に見合った職人を抱えていないところが少なくありません。そこでは、あり得ないような手抜き工事が平然と行われますし、施工内容に対して費用が割高になるのは同じです。費用が安いもしくは一般的だとすれば、同様に現場では相場より安い金額で工事が行われることになり、手抜きが起こりやすく、管理も杜撰(ずさん)であったりします。

しかし、専門工事会社も安心は出来ません。大手ハウスメーカーの工事は価格の高さは別として内容は100点満点で70点ぐらいはマークしてきますが、専門工事業者の中には50点以下であったり、赤点といえる30点以下の工事を行っている会社も多く存在します。

また、特定の工事だけでない場合(補修も必要な外壁塗装とか、複数の業種が絡む場合とか)は、ほとんどの専門工事会社では上手く対応できません。(仲間内の質の低い職人を連れてきたり・・・それなりの腕の他業者は、主となる業者を認めないと力を貸してくれないといったことも少なくありません。)

訪問販売会社や大幅値引き業者以外にも危ない業者が・・・

色々な理由を付けて突然やってくる訪問販売会社や、特別価格といって初めの金額から大幅に値を下げてくる業者には気を付けなければならないのは週刊誌の通りですが、その他にも気を付けるべき業者は多くいます。

「セット料金で追加ナシ」と広告している会社も注意すべきです。リフォームは、家の形や状態に応じて工事なようが変わるのが当たり前です。例えトイレ一か所であっても今あるトイレを外してみないと何とも言えません。そのようなセット料金で当然として十分な工事予算は取られていないので必然的に手抜きが起きやすくなります。

「無料点検」をするという会社も怪しいです。塗装の見積を頼んだら屋根の無料点検をすると言って屋根に上る塗装会社が多くいますが、屋根業者でもないただの営業マンが屋根に上って分かることは何もないと言っても過言ではありません。上がって分かるような損傷がある場合、雨漏りなどのトラブルが起きているはずなので、わざわざ上がらなくとも分かります。それに、無用に屋根に上るのは屋根を壊す原因になってしまいます。

リフォーム瑕疵保険はタダじゃない!

当該の記事では、リフォーム瑕疵保険に登録している業者が信頼できるなどと言っていますが、そんなことは全くありません!リフォーム瑕疵保険に加入している業者が起こしたトラブルの相談を何度も受けたことがありますし、瑕疵とまではいかないけど、工事がものすごく下手といった業者もそのような保険に入っています。
保険も無料ではありませんので、消費者が望まなければ業者は手続きを取りません。結果としてリフォーム瑕疵保険はあまり浸透していないです。ちなみに200万円以下の工事で5万円以上の保険料が工事代金とは別に必要です。

あり得ない!”施工中の家を見せる業者

「施工中の家を見せていただけませんか?」と要求してすんなり受ける会社がありましたら、それは絶対に頼んではいけない会社です。逆に立場になって考えてみると分かるかもしれませんが、赤の他人が自分の家の間取りなどを知ることとなり防犯上も非常に危険です。そもそも、自社の利益のために考えもせずに顧客のプライベートな情報を平気で公開するというのはコンプライアンス的には完全なアウトです。
その様な要望を受けることがあり、お客様からアンケートを頂いたことがあるのですが、どこ方も「ウチ以外のお宅でやってください。」と回答なさっていました。稀に許可してくれる方もいるかもしれませんが、それでも工事をやっているお宅に確認は必要で、別の日にこっそり現場を訪ねるなどしたら・・・場合によっては警察を呼ばれます。

「SPA!」は訂正記事を出すべき!

この様に、良さそうだけど実際は決して良いことではないこと(コンプライアンス的にアウト)が記事にされると、それが当然のことと思って要求する人が増えます。そうなるとコンプライアンスという概念すら持っていないような悪質な会社から、その要求を取り入れて大々的に宣伝するといったことが起こり、業界全体の質がさらに低下していきます。SPA!は訂正記事を出し、正しい情報を読者に伝えるべきだと私は思います。

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