
スレート屋根の塗装が正しく出来ない塗装屋が多い!
コロニアル屋根とも呼ばれているスレート屋根の塗装は意外と正確な塗装がなされていないものが多いです。そのため、施工業者に技術が有るか無いかで将来的な結果が大きく変わってしまいます。 原因の第一位は、施工業者がスレート屋根用塗料の施工要領書をしっかりと読み込むことなく「ただ塗るだけ」で施工してしまうことです。それに”スレート屋根とは何ぞや”という事を全く分かっていないで施工している者も多いです。1.スレート屋根に塗装は必要か?
発売元であるKmew(旧クボタ)では、以下のようにアナウンスしています。弊社スレート屋根材は、表面の色が薄くなったり、汚れがついた場合でも屋根材としての基本性能は問題ありません。 ケイミュー「屋根材、住宅外まわりのメンテナンスについて」より抜粋
2.高圧洗浄時に気を付ける事
高圧洗浄は高すぎる圧力で洗うと屋根材が欠けてしまいますが、逆に水圧が弱すぎて水を掛けただけのような洗浄では洗わないとのあまり差がありません。家庭用の洗浄機や、業務用でも小型軽量のものは役をしませんので、最低でも150キロタイプを使用する必要があります。逆に200キロを超えるタイプは屋根材を欠いてしまう恐れがあります。3.下塗りは1種類だけじゃない!
さあ、いよいよ塗装です。 塗装の前に屋根を十分に乾燥させる必要があります。洗浄後は、夏場なら1日、冬場は2日以上乾燥させて、不確かな場合は水分計などで確かめてから施工しないといけません。 初めに板金部分に防錆プライマーを塗ります。昔と違ってトタンではなくガルバリウム鋼板で出来ているので、築30年以下では錆が出ない(事になっています)ですが、その反面で塗料も含め密着しづらくなっています。最近の塗料は密着が良いので、プライマーを塗らない業者も多いですがそれはNGです。 また、エポキシ系であっても非鉄に対応していないプライマーでは意味がありません。 防錆でなくともガルバリウム等に対応しているプライマーはありますが、塗り替えの場合は目に見えない錆の発生もありますので、安全のために防錆プライマーを使用した方がベターです。(非鉄に対応していれば防錆ではないプライマーでも不可ではありません。)4.下塗りの良し悪しは、塗り回数よりも状態
金属部分の下塗りが終わったら、今度はスレート屋根本体の下塗りです。 薄型スレート瓦用の下塗り材は、その傷み具合に応じて数種類あります。傷みが激しい場合のプライマーは、それほど傷みがない場合に使っても問題ありませんが、逆に傷みが少ない場合に使えるプライマー(安価)を傷みが多い屋根に使ってしまうと何度塗っても上塗りに適した状態にはなりません。 素地の状態が悪ければ2回でも不十分ですので、広告などで「下塗り2回します」という会社は意味なく2回塗っているだけで、適切な下地状態を理解していないということです。 逆に高価ですがほぼ1回で最適な状態にするプライマーもあり、弊社では通常の塗り替えではこの高価なプライマーを標準で使用しています。 万が一、それでも不十分な場合は当然もう一度塗るなどをして素地造りをしています。5.ローラーだけで施工するな!
薄型スレート瓦は幅910㎜の瓦を重ねて葺きますので、当然段差や隙間もあります。その段差や隙間に塗料が入り過ぎてしまうと屋根材同士が接着してしまい、雨の抜ける部分が塞がれてしまい、雨漏りの原因となります。 ローラーだけで施工してしまう職人も多くいますが、ローラーは塗料が多く塗れる反面、段差や隙間には塗料を溜めてしまいます。 正しくは刷毛で段差や隙間の部分を先に塗って、平部をローラーで塗りながら溜まる部分を刷毛で均しながらぬります。ローラーだけで塗装すると数年後に塗料が溜まった部分がひび割れたり剥がれたりします。6.タスペーサー(縁切り部材)は使用すべき??
タスペーサーは㈱セイムが開発した縁切り部材です。 縁切りとは薄型スレート瓦用を再塗装したときに瓦同士が塗料で密着したままにならないように塗装後にカッター等で切り離す作業で、非常に手間がかかるものです。手間がかかるが故に行わない業者が多く、塗り替えが雨漏りリスクを抱える原因に今でもなっています。 しかし、タスペーサーを使用すると適度な隙間がスレート瓦間に出来、塗装後の縁切りが不要になります。 弊社では、タスペーサーを標準で使用しており、問題はありません。 なお、「タスペーサーは意味がない」などと書いているブログ等がありますが、その様な業者は100%使用方法を間違っており、意味がないというのは業者の勉強不足、技術不足です。 ※タスペーサーを縁切り部材と呼び始めたのは当社だと言われています。 雨漏りは、見えている場所と原因の場所が違うことが少なくありません。屋根を直しても止まらない、何社に見てもらっても原因が分からない、そのようなケースもあります。
群馬・埼玉・東京で雨漏り調査や修繕のご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。




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