防水の種類 屋上やベランダの防水
人がふだんは歩かない様な屋上と、日ごろから人が歩く場所のベランダは違った防水を行います。それぞれに適した方法がありますので、状態と予算により、工法を選ぶことが重要です。
屋上(陸屋根)防水
様々な防水工法が施されていますが、改修が必要な時はその状態をしっかりと調べる必要があります。特にシート防水の場合には、シートの下がどの様な状態なのかを確認の上施工方法を設計しないといけません。 最近は防水専門業の方でも、そのような確認を行わないで施工する業者が多くいる事が残念でなりません。
屋上の防水は、イニシャルコスト(一時的な費用)の安さに囚われると、最終的には大きな支出が必要となりますので、施工内容と耐久などをよく確認して工事を選んでください。
※保護モルタル層があるアスファルト防水に一部分だけウレタン塗布防水をされる業者が多くいますが、それではほとんど意味がありません。雨漏りが止まっても一時しのぎですので、そのような提案にはご注意ください。
ベランダ防水
ベランダは常に人が歩くので、必ず歩行用防水を行うべきと考えます。人の歩く衝撃は思う以上にありますので、点検時に上るぐらいは問題ないですが、頻繁に歩くとなると問題がおこります。
また、ベランダにはモルタル防水しかしない大工さんが、いまだに居るので、何かの時に点検してみると良いです。
おススメは、FRP防水かウレタン塗膜防水。戸建住宅の場合、FRP防水が施されているのが一般的です。
サイディング目地の防水
サイディングは目地は現在は変性シリコンシーリングが主流です。この部分はワーキングジョイントとと言って動くことが想定されていまして、10年毎ぐらいで打ち替えないと口が開いてしまったり、物によってはポロポロになってしまったりします。
「塗装をするならポリウレタン、表しなら変性シリコン」」と言う方もいますが、当社ではポリウレタンが紫外線に弱いことから、サイディング向けに開発された変性シリコンをおススメしています。(正直言って、材料代が倍以上しますが、それだけの事はあります。)