こうなったら塗り替え時

塗り替えの成功術

誰でも簡単に分かる!建物が発している黄色信号

訪問営業が良く来るようになって、塗り替えを検討し始める方が多いと思います。
「このままでは家が腐ります。すぐに工事をしましょう。」
などと不安をあおって契約を迫る業者がいますが、本当にそんなに急いで工事する必要があるのでしょうか?あせって契約をする前に、家が発する「塗り替えて!」信号を分かりやすくご説明いたします。

意外と知られていない。新築時の塗装品質

新築時の塗装耐久性

一般的に新築の塗装はそれほど良いものは使われてません。
残念ながらコスト重視で建てられていますので、塗装は塗ってあれば良いと考える建築屋さんがほとんどなのです。新築の家は、建ってから数年間、基礎や木材の乾燥でわずかに“動き”ますので、贅沢を言えば築後5年ぐらいで塗替えられると家にとっては大変よいのです。
下記の図は新築で使われる代表的な外壁塗装の仕上げ例と、その耐久年数です。住宅メーカーの営業マンは平気で耐久年数を偽る人も少なくありませんので、ご用心を!塗料の耐久性も、実際には周辺環境と気象条件に左右されますので、あくまでも目安として下さい。
ただい、昨今は塗装仕上げではなく、窯業系サイディング張り仕上げの住宅が多いですが、その様な既塗装の仕上げ材は各メーカーのメンテナンス指針に従ってください。

部位別 塗り替え信号

外壁

チョーキング
チョーキング

 手でさわると、白い粉が付きます。塗料が風化して、表面から粉になって起こる現象です。特に日当たりのよい場所に起こります。外壁用の塗料の場合は、このチョーキングが起こっている場合はそろそろ塗り替え時と考えられます。当然ですが、塗装としての機能は著しく低下しています。塗り替える時には高圧洗浄などでキレイに落としてから施工することが必要です。
ただし、有機系塗装(リシンなどのツヤ消しが多い)には現れないので、一般的にツヤがある塗装に起こるとお考えください。

色褪せ・変色
変色

日当たりや、大気汚染などで、塗装は変色してしまうことがあります。問題があって変色が始まる場合もありますので、気づいたら私たちプロの診断を受けることをお勧めします。

ひび割れ・亀裂
クラック

手でさわると、白い粉が付きます。塗料が風化して、表面から粉になって起こる現象です。特に日当たりのよい場所に起こります。外壁用の塗料の場合は、このチョーキングが起こっている場合はそろそろ塗り替え時と考えられます。当然ですが、塗装としての機能は著しく低下しています。塗り替える時には高圧洗浄などでキレイに落としてから施工することが必要です。
ただし、有機系塗装(リシンなどのツヤ消しが多い)には現れないので、一般的にツヤがある塗装に起こるとお考えください。

コケ・藻・カビ
コケ・藻

湿気がないと発生しないので、主に日陰、それも傷んでいる場所に多く発生します。カビの場合は内部の雨漏りが原因で内側から起こる場合もあります。(その場合は、壁の中はカビだらけです。)
コケや藻も、それ自体が壁を痛めます。

塗膜のハガレ
塗装のハガレ

塗膜の柔軟性が無くなり、密着性が低下した素地からハガレてしまうケースが多いです。素地の中性化や雨漏りなどにより剥がれることもありますが、施工不良によるものも少なくありません。

目地シールの劣化
シールの劣化

シールの劣化と硬化により口が開いてしまったり、ボロボロとなって外れてしまいます。放置すれば雨漏りとなる可能性が大きいだけでなく、開いた口から入った水のより内部にカビが生えることも少なくありません。
特に、一昔前のサイディング貼り外壁にはアクリルやウレタンシールが使われている場合もあり、対応が必至です。

屋根

錆(さび)
錆

鋼板屋根を塗り替える一番の原因はサビの発生です。最近は“錆づらい”ガルバリウム鋼板が主流となっていますが、サビない訳ではないのです。安心していたら見えないところが錆びだらけだったなんてことも・・・!赤くなっているところだけでなく、一見なんともない場所でも目には見えないサビの発生があるので、当社では全面をケレンし錆止めをする事を標準としています。
  サビの発生がひどく、鋼板自体の厚みが損なわれている場合は、塗装してもハガレてしまうので屋根の葺き替えが必要です

コケ・藻
屋根のコケ

日が当たらない部分の屋根が傷み、砂埃がたまり雨水で湿った状態になるとコケや藻が発生します。そのため常に湿った状態になり、屋根材を痛めます。

色褪せ・退色
屋根の色褪せ

コロニアルなどの新生瓦、モニエル瓦などのコンクリート瓦は、紫外線や雨などで最も激しく劣化します。釉が劣化すると変色や退色が起こります。

木部

剥がれ
木部の塗装剥がれ

木部への塗装は木の呼吸(水分を吸収し、発散させる)や収縮で、最もハガレやすい場所です。しかし、塗装がハガレると水を大変吸いやすいいので、腐ってしまう場合があります

腐食
木部の腐食

塗装がハガレていたり、防腐剤の効果が切れたまま放置すると、水を吸収し腐り始めてしまいます。また、含水率が高くなるとシロアリが好んで食べますので、注意が必要です。

その他

鉄部(サビ)
鉄部の錆

錆の発生よりも前に、通常であれば塗装が退色し“もうダメですよ”と言う信号を出しています。ツヤが無くなってきて粉っぽくなってきたら塗り替えるのが良い方法です。

軒天汚れ、色あせ、退色
軒天の汚れ

汚れてきたら塗り替え時です。また、雨が軒先から廻りカビが生えることもあります。

プラスチック(雨トイなど)

プラスチック製品は、紫外線の影響で、変退色し硬くなり、最後には割れてしまいます。弾力があれば塗り替え出来ますが、硬くなってしまった場合は交換が必要です。

その他

最近の雨戸の多くはアルミの枠に鋼製の板をはめてあります。大変丈夫な塗装がしてありますが、サビると厄介な場所ですので、色があせてきたら塗り替えましょう。アルミ製の手すりなども、摩耗して素地が出てきてしまう場合があります。白サビが発生する前に塗装するとよいでしょう。