怒ってます

監視カメラの普及でモンスタークレーマーなどの実態が報道されることが多くなりましたが、私たちのような商売でも似たような経験をすることがあります。ほとんどのお客様が常識的な良い方ばかりですが、中にはビックリするような「自分ルール」を押し付けてくる方も!!多くの同業他社も同じような経験をしているので、今回は「こんな客は嫌われる!~良い会社ほど敬遠する客とは~」と題しまして、今まで会った、聞いた、見たトンでもない消費者についてご紹介したいと思います。

1.「ネットで見た金額より高い」と言い出す
 あるあるなのかもしれませんが、ネットに掲載されている「いつの時代だか分からない単価」を言ってくるお客様が結構な数います。リーマンショック直後に書かれて更新されていないページや、その様なページを参考にした首をかしげるような内容のリフォーム情報サイトなどもあり、現実とは乖離している金額がウェブ上には載っています。建築関連の単価は地域金額は異なりますし、物件ごとに違うだけでなく、技術によっても違います。ウェブ上のものは、あくまでも"オトリ"であるので現実とは違うということも多いのです。「ネットで見た」金額をいうと、どの業者も不快な印象を受けるだけでなく、良い業者であれば断ったり、ワザと高い金額で見積をして工事を避けることもあります。良い業者に頼みたければ、闇雲にネットで見た金額を言い出すことは止めておきましょう。

2.契約後に、他社の保証や金額について言い出す
 そもそもですが、選んだ会社と他の会社を比較するべきではありません。非常に礼を欠いた行いです。建設の工事は、工業生産品ではないのでそれぞれの品質が異なります。当然金額も違います。保証について言うと、工事内容に自信がない会社ほど長い保証期間を提示する傾向があります。真っ当な会社は、現実的な期間でしか保証しないものなのです。シリコン樹脂塗装で5~6年が上限です。これ以上長い保証をするのは、怪しいと思ってください。非上場の会社の保証証など、ただの紙切れになる可能性が高く、5年後には会社自体がないかもしれないのです。

3.追加工事を無料にしろ!
 軽微なものはサービスで無料としてくれることが多いですが、中には車庫丸ごとの塗装を無料にしろと言い出したり、ベランダの波板の張替えを無料にしろと言い出したりする人もいます。過度な要求は、恐喝と同じではないでしょうか?嫌がられて当然です。

4.他社のほうが上手いのでは?
 激高されても仕方がないぐらい絶対に言ってはいけない言葉です。もし、そう思うのなら初めから他社に頼みましょう。当社のような技術が売りの会社と、大量の広告を出す塗り替え屋を比較するのは、老舗の高級すし店で回転寿司の方がイイというのと同じです。塩を撒かれますよ。

5.完成後に勝手に値引き
 今も昔も、結構います。昔は諦める人が多かったですが、今の会社は訴訟を起こします。そうなると、裁判所から呼出がきて、会社休んで、裁判官からも注意を受けて・・・と、想像以上にやっつけられます。少しぐらいと思わないで、契約書の金額はちゃんと全て支払いましょう。

6.自己都合で支払を遅らせる
 これも、結構あります。法的には、代金と工事は引き換えすべきものなので、工事が終ったら速やかに引き取り支払をしなければならにものなのです。それが「うちの会社では、請求があって翌月の末に支払っているから、それと同じに支払う。」とか「ネットで半年問題がなかったら支払うようにしたほうがイイと書いてあったから、半年後に支払う。」などと言い出す人がいますが、それもNGです。訴えられて、引渡し日からの利息を取られ、場合によっては悪質とされて弁護費用の一部も請求されます。何のメリットもないので、これもやらないでください。

7.リアルに脅してくる
 たまにいます。「俺を怒らせたらどうなるのか分かってんのか?」と言った人もいました。具体的に暴力団の組織名を出した方もいましたが、今はその様なことをすると警察が来ます。逮捕されることもあると知っておいてください。

8.職人や仕事をバカにする
 どんなに偉いのかは、私たちには分かりませんが、建設に関わる者を見下すような発言をする人もいます。私が実際に会った最もひどい人は「塗装屋の職人なんか1日1万円も払えば十分だろう。」と言いました。そんな金額で工事が出来るわけがないですし、その様な言葉を吐かれてしまうと、こちらも構えて対応しなければならなくなります。どんな仕事でも、やってもらう仕事に対しては一定の敬意をはらべきではないかと思います。

9.年金暮らしだから・・・
 「年金暮らしだから、値引け」という高齢者は非常に多いです。でも、コンビにでも、スーパーでも高齢者だから値引くということはしていないのではないでしょうか?年金支給日に合わせて高齢者向けのサービスをして客寄せをすることはあっても、どれも値引くということは小売業でさえもしていないのです。建築業では、現実として無理です。そういえば・・・高齢者割引とかしていたリフォーム会社がありましたが、いろいろとトラブルが多く、今はもうありません。

このような人は、珍しいから目立つのですが業者にとっては困った存在です。この様な被害に会うと業者は次回は請けませんし、あまりにも酷い場合は、噂であっという間に広まります。既に人不足が深刻化している状態ですから、どうしても工事が必要な時に工事を頼んでも誰も来てくれないとか、高額な料金を前払いしなければ技術がある人が来ないといった事態になるかもしれません。家これからの世の中では、いい業者といい関係を作っておくのも財産となると思いますので、軽々しく「替えはいる」ぐらいに思わないほうがよいのではないかと思います。

 

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