「手抜きがない」のは本物の塗装職人なら当たり前!

うそつき

最近入ってくるチラシに「手抜きがない塗装屋」とか「手抜きがない唯一の・・・」とか書いてあるのを目にします。「手抜きがない」のはプロの仕事を売るものなら当たり前のことです。手抜きとは「故意に何かを行わない行為」ですので、プロがそんなことをしたら、それこそ詐欺同然です。なので手抜きがないのは当たり前なのです。もっとも、そのような業者の職人は手抜きが常である人も少なくありません。なので、あの手この手で「ウチは手抜きをしていません。」とアピールします。その代表的なのが、「上塗りの1回目と2回目の色を変える」です。[悪い業者の見分け方 03]でも書きましたが、上塗りは2回同じ色を塗ることで色を保持する性能が出るものですので、美観も重要な要素である建築塗装では行うべきではないです。
また、手抜きがない唯一のという表現は、それ自体が許されるものではありませんし、その店だけが手抜きをしないというのもありえません。(皮肉なことに、その様なアピールをしている会社の仕事をしている職人達が「手間賃が安すぎて手抜きしないとやっていけない」と吹聴していたり、何人もの元社員も「日常的に手抜きが指示されている」と証言しています。)
手抜きがないというのなら、4回塗るとか5回塗るとかではなく、職人たちが手抜きをしないために、具体的にどのような方法を取っているのかを説明すべきです。現実的でない工程と、無理なノルマを押し付けていては、いくら塗り回数を増やしても職人たちは手抜きをするしかありません。本当に手抜きがない品質の良い仕事とを提供するには、職人が良い仕事が出来る十分な環境づくりと、成果に対する正当な評価、立場の保証があり、経営者が利益よりも品質を重視しなければいけません。

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