防水塗料って、どんな物?

防水塗料と聞くと何かすごい塗料のような気がしますよね。
家をそっくりパックしてくれて、雨などの侵入を防いでくれるようなイメージをお持ちの方も多いのではないですか?
でも、実はそれほど良い物ではありません。一時期流行りましたけど、いろいろと欠点もあり、トラブルも報告されているのでメーカーは新しい理論の塗装方法にトレンドをシフトしてしまっています。驚くかもしれませんが、防水塗料は一般住宅の外壁に使っても、ほとんど意味がありません。なぜならば、外壁から雨水が注すことはほとんど無いからです。軒がある家は、外壁からの雨漏りなどないと言っても過言ではないですし、陸屋根の家でも外壁が本当の原因となった雨漏りなど現実には見たことないです。雨漏りの原因は、ほとんどが屋根やベランダです。たまに軒や手すり、何かしらの配管が原因となることはありますが、それらは外壁に防水塗装をしたからと直るものではありません。(もちろん、直し方はあります。)逆に、もし外壁に原因があったとしたら、とても防水塗装のような薄膜のものでは対処しきれません。古くなて断裂したシーリングの上に防水塗料を塗って「大丈夫」という業者もいますけど、それはウソですし、それに根拠はありません。硬化しきって断裂してしまい性能が失われたシーリングの上に、わずか数ミリに満たないような防水塗装をしても元のような防水性能が出る訳がありません。防水塗装は、普通の塗料よりもちょっと防水性が高い程度に考えた方が良いでしょう。
 しかし、世の中には、外壁に防水塗装を強く薦める塗装屋が非常に多いです。彼らは、防水とは何か、雨漏りの修理とは何か、全く分かっていないのでしょう。中には”雨漏り専門”を謳っている業者もいるのでご注意ください。雨漏りのシーズンになると、雨漏り119番とか、110番とかの会社で直らなったという相談を多く受けます。どれも見当違いな部位を指摘して、高額な工事を契約させようとしていましたので、悪質とも言えます。そんな被害にあわないためには、外壁に防水塗装を自らすすめる業者とは契約しないことです。塗料メーカーも一時は防水塗料をたくさんリリースしましたが、耐候性能の限界がどうしても低いので、今は違った考え方の塗料が主流です。未だに防水塗装を薦める業者自体が、時代遅れとも言えるのかもしれません。

ちなみに、 主に外壁用として使われている防水塗料はJIS A 6909に該当する塗料です。これは防水塗料と言われてはいますけど、実際には”防水形”塗料なので、陸屋根などに使われている、本気で雨の侵入を防ぐ防水材とは違ったものです。(塗膜防水であるJIS A 6021に該当する塗料もありますが、商品としては数が少ないです。)

 

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