気にするべき!?塗料

「この中でどれが一番良いですか?」と、上塗り塗料数種の名前を出してきて、こう質問なさる方が非常に多いです。たいていが複数の会社から見積を取って(相見積)、比較しようとしたものの、同じシリコン樹脂などと指定しても、各社で薦めてくる塗料が違うので判断に困って、メールなどでこういった質問をなさってきます。(この質問の回答は有料です。)
 しかし、お客様の目的(同じような金額ならば少しでも良い塗料を選びたい)を考えれば、誰も答えは出せないはずです。なぜならば、使用する上塗りの種類だけでは塗装の品質は決まらないからです。
 塗装の品質は、工程で使うすべての塗料の質と相性に施工の良し悪しも加わって、初めて決まります。塗り替えなどの場合は、傷んだ下地を補修する技術の良し悪しも品質に影響します。現実に、下塗りに問題が無くても、素地をしっかりと直せてなかったら、その上の塗装は全て意味がありません。意味がないは言い過ぎだとしても、耐久性は著しく落ちてしまいます。 実は、一般の塗装屋さんだけでなく、建築屋さんでもそれなりの準備(研究)をしている会社でないと、古くなった外壁などを直す知識がほとんどありません。これは、日本国内で建築を学問として学ぼうとする場合、直すというカテゴリーにはほとんど時間が割かれないためなのです。建築士や施工管理技士の試験も、新築工事を前提にした試験内容が圧倒的に多く、直すことに関してはほぼ出題されないに近いのです。これを医療で言い換えれば、産婦人科それも不妊治療が得意の医者ばかりで、外科も内科もいない状態です。もし塗料を気にするのなら、使用するすべての塗料を気を配ることです。もっと言えば、建物の置かれている状態、補修の方法なども確認して、どう施工することがベストなのかをしっかりと理解することです。

 

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