塗り替えの成功術その6 ~見積取りの術~

失敗しないためにも、正しく見積もりを取ろう!

見積を取るにも、ただやみ雲に頼めば良いという訳ではありません。人に頼むものですから当然礼儀も作法も(チョッと大げさですが)存在します。ここでは正しく見積を頼むにはどうしたらよいかご説明いたします。

まずは予算を決めよう!

「見積を取ってから予算を決めるのでは?」と思われるかも知れませんが、どんな買い物でも、はじめに予算を決めてから買いに行かれることが多くはないですか?状態や形状、使う塗料によって金額が変わりますが、およその額でしたら当社も含めご紹介しているホームページも多いですので、参考にしてみるとよいでしょう。下記は、塗料メーカーが建坪30坪で外壁面積約100㎡・屋根面積約70㎡場合で算出した塗り替え価格の目安です。ただし、下地補修や付帯物の塗装は、建物ごとに違うので含まれておりません。

塗料種別 価格 期待耐久年数
アクリル樹脂 55万円から 6年
ウレタン樹脂 60万円から 8年
シリコン樹脂 70万円から 12年
フッ素樹脂 100万円から 18年

上記に付帯物の塗装や下地の補修などを含めると、ウレタン樹脂で手抜きなしで塗装して80万円ぐらいからと言うのが通常の価格の様です。皆さん、それぞれのお宅の大小や、塗りたい色や模様によっても金額は変わりますので、だいたいの予算を決める基準としてください。

予算に応じて、どの塗料を使いたいか決めよう

塗装にかかる費用のおよそが分かったら、少し余裕を持って予算を決めましょう。20%程度の余裕があると良いと思われます。例えば、シリコン樹脂で塗装したいと思ったら70万円の20%UP、約85万円ぐらいを予算としておけば、思わぬ補修などにも対応が出来ます。もし予算に余裕がある場合は、耐久年数等からお好みの物を決めましょう。また、特別な意匠のある物は少し高額です。

どうやって見積を頼めば良いのか?

当社の場合は、こちらのページ、もしくは電話にてお申し込みください。    電話の場合は「塗装(リフォーム)を予定しているので、見積してもらえますか?」とご連絡下さい。その時に、お名前・ご住所・連絡先電話番号・見積にお邪魔出来る日時とご希望の塗装内容をお伝え下さい。もし、その時にはどんな方法が良いか見当がつかない場合は、見積の時にご説明いたしますので、遠慮なくお申し付けください。

見積を依頼する時には・・・

「どんな風に依頼すればよいのだろう?」 以下に、見積依頼の連絡をするに気を付けなければいけないことをご紹介いたします。 まず、見積依頼は、工事をする予定の時だけお願いします。概算を知りたい場合は、概算を教えて欲しい旨を、お伝え下さい。通常は、ホームページ等で公表している内容となりますが、ご案内いたしております。明らかに工事の直後、もしくは工事が始まりそうな状態で見積を依頼される方がいますが、普通の業者であれば困ってしまいますのでご遠慮ください。次に、初めての方は郵送・FAX・メール等で見積を送ってほしいというのは出来る限りご遠慮ください。あまり手間をかけさせないようにという心づかいであると思うのですが、コチラとしては見積がどこに行くか分からないのにお送りする事は大変不安です。やはり、直接お渡ししてご説明してこそ、見積書としての価値がありますので、ご理解をお願いいたします。最後に、見積するのにもコストがかかっていることを知ってください。何社も見積を依頼して、同時に数社がバッティングすると、まともな業者は、あまり積極的に工事を取ろうとは思いません。また、頼むだけで何度行っても留守だったり、連絡をしても返信がなかったりすると、私たちはすごく残念な気持ちになります。見積するのにも人が動いてお金がかかっていることに、ぜひご理解い下さい。

見積をしてもらう時も要チェック!

見積を依頼して、実際に業者に来てもらう時の話です。いらっしゃらなくても、見る事は出来ますが、出来ればご在宅の時の方が私たちは安心できます。せっかくいる時に来てもらうのですから、この時も業者をよく観察して、選考の判断基準としましょう。見るべきとこ・・・

  • 挨拶がしっかり出来るか?
  • 言葉使いは丁寧か?
  • こちらの要望などを聞くか確認してくれるか?
  • 他の業者の悪口を露骨に言わないか?
  • しっかり実測しているか?
  • 自分との相性は良いか?

などです。やはり見積の時の態度が悪いと、工事の時の態度や施工も悪いことが多く、一つの目安になります。また、露骨に他社の悪口を言うという事はお宅の悪口も言う可能性があり注意が必要です。最後とですが、工事を通じて付き合う訳ですから相性が良いに越したことはありません。ただし、営業マンの人柄と現場の人柄が同じではありませんので、参考程度にして下さい。

見積をもらったら

見積をもらったら、希望した内容と合っているか、金額は予算内か、抜けているモノや項目はないかなどをチェックし、その見積が自分の要望したものに合致しているか確認を取りましょう。その後の判断は、お客様それぞれがご自身の判断で行うものですので、私たちがどうこう言う物ではありません。一つだけお伝えしておきたいのは、理由が無い安さは無いということです。価格にとらわれず、本質を良く見極めることが必要です。

工事を決めたら

工事をする業者を決めたら、もし相見積を取っていたら、礼儀として選ばなかった業者に一言断わりの電話を入れてください。出来る事でしたら、いくらぐらいの金額でどの業者に決まったのかなどを教えて下さると、その後の参考になります。

得に思える相見積・・・。でも、本当に得ですか?

コストダウンを狙って価格を競わせる相見積は、今では一般的な手段ですが、これって本当に得するのでしょうか?このページでは、相見積についてお話しいたします。

金額だけで「技術」は、判断できません!

各塗装店は、それぞれが塗装と言う物の「メーカー」です。同じものを使ってもそれぞれの品質は、全くと言っていいぐらい異なります。例えば、家電ならば、同じメーカー、同じ仕様の商品で、数店から相見積を取って一番安いところで買えば、価格的には一番得な買い物が出来ます。しかし、塗装の場合は、同じ材料名でも、メーカーも違いますし、仕様も作り方も違いますので、本当の意味での比較はできません。極端な例ですが、日本の自動車メーカーと同じ形をした中国製の自動車を、カタチだけを指定して相見積を取っていると同じような事をしている人が実に多いのです。一見は同じように見えても、中身は全く違う物を金額だけで比較しまっている事の方が多いのです。

同じシリコンでも金額が違う????

ウレタンにとって代わって、最近ではシリコン樹脂が、採用される塗料のスタンダードになってきているようですが、このシリコン樹脂は、商品によって性能に大きな差があり、同じ「シリコン樹脂」でも、まさにピンからキリまであり簡単には比較ができません。あるメーカーのシリコン樹脂塗料は、様々なデータを検証するとウレタン樹脂とさほど変わらない様な性能です。当然ですが、材料価格もウレタン樹脂とほとんど変わりません。またあるメーカーでは同じシリコン樹脂でも幾つもの商品をランナップさせており、試験データを見ればその性能に差があることは一目瞭然です。当然性能が高い物の方が金額も高く、扱い使いづらいのです。同じことがフッ素樹脂にも当てはまり、安いフッ素樹脂と高いシリコン樹脂は同じような性能の場合があります。広く行われていますが、樹脂名だけで比較するのは大変危険なのです。

ずばり、、相見積は得か?!

あなたに塗装の知識があり、同じ仕様と同じ条件で相見積が取れた場合は、相見積は金額を下げるのに有効な手段です。しかし、一般の方であるのならば、ものすごく大きな危険性を秘めています。コストは下がるかもしれませんが、手抜きなどの質の低い施工がなされる可能性が高く、“コストパフォーマンス”は、非常に悪くなると思われます。(ことわざでは「安物買いの銭失い」)もし予算が決まっていて、その予算内で出来る最高の内容を望むのであれば、信頼できる業者に頼んだ方が思わぬ値引きやサービスを得られる場合があります。当社では、当社を信用してご予算を提示してくれたお客様には最大限のサービスをしています。 相見積は、およその価格を知る程度にしておいた方が良いのです。

どうしても相見積で決めたいのならば

先にも書いたかと思いますが、相見積は、すべての業者が同じ数量、同じ仕様、同じ技術で行わなければ正しく判断が出来ません。同じ技術は無理だとしても、少なくとも同じ数量と仕様での相見積を取ることが出来るでしょう。その為には設計事務所や当社のように相見積のための診断と見積数量積算サービスをしている会社に依頼し、書類を用意することです。費用は10万円以上かかると思いますが、相見積でコストダウンできれば損はしないでしょう。
「どこか1社の見積を相見積のベースとしよう!」と考える方がいらっしゃいますが、それではそのベースとなる見積が間違っていたとしたら全く意味がありません。それどころか、いざ工事となった場合に内容が違うと言われ追加代金を請求されかねません。安易な考えで行うと思わぬ損をするものです。

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